T03 / 最新版・正しい情報が分からない

情報の持ち方

どのファイル・数字が正しいのか分からない。どうしたらいい?

ANSWER

「どれが最新か探す」のではなく、 正しい情報を一つ決めます。 そして、 誰が いつ どう更新するのか まで決めます。

よくある状態

  • ファイル名に「最終版」「最終版2」「最新版」が並んでいる
  • 同じ内容の一覧が、部署ごとに別々に存在する
  • 会議で、参加者ごとに手元の数字が違う
  • 社長が見ているExcelと、現場担当者のExcelの数字が食い違う
  • 古いバージョンの資料のまま提出してしまう

なぜ起きる?

同じ情報を複数の場所で更新しているためです。 コピーした時点では同じでも、 それぞれ別々に更新されれば、 すぐに内容がずれます。 たとえば見積書のひな形をコピーして案件ごとのExcelを作ると、 その時点では同じ内容でも、あとから単価表だけを更新すれば、 コピーされた側は古い単価のままになります。

どう考えればいい?

その情報について、 「ここに書いてあるものを正しいものとする」 という場所を決めます。 Arvixでは、 これを「正本」と考えます。 そのほかの一覧や資料は、 できるだけ正本から作ります。

たとえば

たとえば単価表を「案件管理Excel」「見積書のひな形」「請求書のひな形」の 3か所にそれぞれ持っていたとします。 この場合、案件管理Excelを単価情報の正本とし、見積書・請求書のひな形は そこから単価を参照する形に変えます。単価改定があっても、 直すのは案件管理Excelの1か所だけで済むようになります。

まず何をする?

  1. 同じ内容を持つファイルや表を探す。
  2. どれを正しい情報として扱うか決める。
  3. 更新担当者と更新ルールを決める。

やってはいけないこと

ファイル名に 「最新版」 と書くだけで管理すること。 次の最新版ができれば、 また同じ問題が起こります。

どんな方法が使える?

正本管理

どの情報をどこで正として管理するか、最初に決める考え方そのもの。

マスタ管理

顧客・商品・単価などの基本情報を、一つの一覧にまとめる。

共有ドライブ

個人PCではなく、関係者みんなが同じ場所を見に行けるようにする。

スプレッドシート

数式で正本を参照させ、手作業でコピーしない仕組みにする。

データベース

複数人・複数システムから同時に、同じ情報を参照できる形で持つ。

権限管理

誰が更新できるかを決め、勝手な上書きや二重更新を防ぐ。

更新履歴

いつ・誰が・何を変えたかを記録し、食い違いの原因を追えるようにする。

自社だけでできる場合

同じ種類のファイルが少数しかない場合。

外部支援を検討した方がいい場合

複数業務が同じ情報を利用していて、単純に一つのファイルへ統合できない場合。