T02 / 情報があちこちに散らばる

情報の持ち方

必要な情報があちこちにある。どう整理したらいい?

ANSWER

すべての情報を無理に一か所へ集めるのではなく、 「何の情報を、どこで管理するのか」 を決めます。 情報にも住所を決めるイメージです。

よくある状態

  • 顧客情報は営業担当のExcelに入っている
  • 打ち合わせ内容は担当者宛のメール本文の中にある
  • 最新の進捗はチャットのやり取りの中にしかない
  • 契約書はGoogle Driveのどこかにあるはずだが、すぐには出てこない
  • 細かいメモは担当者個人のPCやノートにしかない
  • 過去の経緯は担当者の記憶だけが頼り

なぜ起きる?

仕事をするたびに、 その場で使いやすい場所へ情報を保存していくためです。 一つ一つを見ると間違いではありません。 しかし時間が経つと、 「この情報はどこを見るのが正しいのか」 が分からなくなります。たとえば新しく担当になった人が、 ある顧客とのこれまでの経緯を知ろうとすると、 Excel・メール・チャット・Driveの4か所を順番に見て回る、 ということが起こります。

どう考えればいい?

情報の種類ごとに、 - 顧客情報 - 案件情報 - 契約情報 - 作業記録 - 会議記録 - 経営数値 などを整理し、 それぞれの正しい置き場所を決めます。 何でも一つの巨大なファイルへ入れる必要はありません。

たとえば

たとえば顧客対応であれば、顧客の基本情報は顧客管理のExcel(またはSaaS)、 進行中のやり取りはチャットの該当チャンネル、契約書はDriveの契約書フォルダ、 というように情報の種類ごとに「ここを見ればいい」という場所を決めます。 新しく入ったメンバーに対して、迷ったらどこを見ればいいかを 一言で説明できる状態を、最初の目安にするとよいです。

まず何をする?

  1. 仕事で使っている情報の種類を洗い出す。
  2. 現在どこに保存されているか確認する。
  3. 情報ごとに「ここを見る」と言える場所を決める。

やってはいけないこと

とりあえず全部をDriveへ移す、 全部をNotionへ入れる、 といった「場所だけ変える整理」。 置き場所のルールがなければ、 新しい場所でもまた散らばります。

どんな方法が使える?

フォルダ設計

情報の種類ごとに、迷わずたどり着ける階層とルールを決める。

ファイル命名ルール

顧客名・案件名・日付などの型を揃え、検索しやすくする。

Google Drive

部署・案件単位で共有フォルダを整理し、個人PCに情報を残さない。

スプレッドシート

一覧性の高い情報をまとめて、誰でも見に行けるようにする。

SaaS

顧客管理・案件管理などの情報を、専用サービスに集約する。

データベース

決まった形式のデータを、長期的に蓄積・検索できるようにする。

文書管理

契約書・規定など、正式な文書をバージョン管理する。

社内検索

複数の保存場所を横断して、必要な情報を検索できるようにする。

AI検索

自然な文章の質問から、社内に散らばる情報を探し出す。

自社だけでできる場合

保存場所が数か所程度で、関係者も少ない場合。

外部支援を検討した方がいい場合

部署や業務ごとに情報管理方法が異なり、どこを正しい場所とすべきか決めにくい場合。