T05 / 属人化・引き継げない

仕事の進め方

担当者しか分からない仕事を減らすには?

ANSWER

作業手順だけでなく、 「何を見て判断しているか」 まで共有できる状態を作ります。

よくある状態

  • 担当者が1人休むだけで、その仕事が完全に止まる
  • 後任への引き継ぎに、数週間〜数か月かかる
  • マニュアル通りに進めても、実際の案件では対応できない
  • 「そこは経験で判断しています」と言われて終わる

なぜ起きる?

仕事には、 作業 判断 例外対応 があるからです。 マニュアルに作業だけ書いても、 判断部分が人の頭に残れば属人化は残ります。 たとえば「相手からの返信内容によって次の対応を変える」といった判断は、 手順書だけでは表現しにくく、担当者の頭の中に残りやすい部分です。

どう考えればいい?

「何をするか」だけでなく、 - 何を確認するか - どうなったらOKか - 例外ならどうするか - 誰に確認するか を整理します。

たとえば

たとえば見積対応であれば、「通常の値引き範囲」「特別対応が必要になる条件」 「迷ったら誰に確認すればいいか」を書き出しておきます。 こうしておくと、担当者が不在のときでも、他の人がいったん同じ基準で 仮の判断ができるようになり、確認待ちで止まる時間を減らせます。

まず何をする?

  1. 担当者に「この作業で迷うのはどこですか?」と聞く。属人化は、迷う場所や判断する場所に残っていることが多い。

やってはいけないこと

担当者に 「とりあえずマニュアルを書いて」 と任せること。

どんな方法が使える?

業務フロー

作業の流れ全体を書き出し、抜けている手順を洗い出す。

チェックリスト

確認すべき項目を明文化し、抜け漏れを防ぐ。

判断基準

「何を見てどう判断するか」の目安を言語化する。

マニュアル

手順として書き起こし、誰でも同じ進め方ができるようにする。

動画

画面操作など、文章より映像の方が伝わりやすい手順を記録する。

フォーム

判断に必要な項目を、入力時に埋めさせる形で標準化する。

システムによる状態管理

進め方をシステム側の画面・選択肢として組み込む。

自社だけでできる場合

作業が単純で例外が少ない場合。

外部支援を検討した方がいい場合

経験による判断や例外処理が多い場合。