T15 / データはあるのに経営判断に使えない

仕組み・経営

数字はあるのに、経営判断に使えない。なぜ?

ANSWER

「何のデータを集めるか」ではなく、 「何を判断したいのか」 から逆に考えます。

よくある状態

  • 売上の数字はすぐ出るが、原価を引いた利益はすぐに分からない
  • 月末の集計が終わるまで、現在の状況が分からない
  • 数字をまとめたExcelはあるが、実際には誰も見ていない
  • データの量は多いのに、意思決定にはつながっていない

なぜ起きる?

記録することが目的になり、 何を判断するための数字なのか が決まっていないためです。

どう考えればいい?

まず、 「この数字を見て何を決めたいのか」 を決めます。 その判断に必要なデータだけを整えます。

たとえば

たとえば「今月の利益は出ているか」を早く知りたい場合、月末の集計を 待つのではなく、日々の売上・原価データを同じ場所に蓄積しておき、 必要なときにいつでも粗い利益を確認できる状態を目指します。 厳密な決算数値ではなく、判断のための概算で十分なことも多くあります。

まず何をする?

  1. 経営や現場で、毎月確認している質問を3つ挙げる。例:今月利益は出ている?遅れている案件は?どの商品が伸びている?

やってはいけないこと

とりあえず大量のデータを集めること。

どんな方法が使える?

スプレッドシート

手元で素早く集計・可視化する。

BI

複数のデータを組み合わせて分析する。

Looker Studio

データを自動でグラフ・レポートにまとめる。

データベース

判断に必要なデータを、蓄積・抽出できる形で持つ。

ダッシュボード

見たい数字を、いつでも一目で確認できるようにする。

AI分析

データから傾向や異常を見つける手助けをする。

自社だけでできる場合

必要な指標が明確で、データも揃っている場合。

外部支援を検討した方がいい場合

必要な数字を出すために複数の業務やシステム整理が必要な場合。