業務改善

仕事が特定の人しか分からない会社で、属人化をなくすには何から始める?

特定の担当者しか分からない仕事があると、その人が休むだけで業務が止まってしまいます。属人化が起きる原因と、解消に向けて最初に着手すべきことを解説します。

公開日: 著者: 株式会社Arvix
#業務改善#属人化#仕組み化
仕事が特定の人しか分からない会社で、属人化をなくすには何から始める?のサムネイル画像

「この仕事は、あの人に聞かないと分からない」。

多くの会社で、こうした場面は珍しくありません。

担当者が休んだり退職したりすると、とたんに業務が止まってしまう。これが属人化のリスクです。

属人化はなぜ起きるのか

属人化は、誰かが手を抜いた結果ではなく、多くの場合、担当者が工夫して効率よく仕事を進めた結果として起こります。

慣れた人が自分のやり方で進めるほうが早いため、手順を書き残す余裕も必要性も感じにくくなります。

その状態が続くと、いつの間にか「その人にしか分からない仕事」ができあがります。

属人化のリスク

属人化した業務には、次のようなリスクがあります。

  • 担当者が休むと、その業務全体が止まってしまう
  • 引き継ぎに時間がかかり、教える側・教わる側の双方に負担がかかる
  • やり方が個人任せのため、無駄があっても気づかれにくく、改善が進まない

「今のところ困っていない」状態でも、担当者が一人しかいない業務は、常にこのリスクを抱えています。

特定の担当者しか分からない業務が、その人の不在によって停止してしまう状態を示す図

担当者が一人しかいない業務ほど、不在時の影響が大きい

何から始めればいいか

属人化の解消というと、全業務のマニュアル化を思い浮かべるかもしれません。

しかし、すべての業務を一度に洗い出そうとすると、範囲が広すぎて手が止まってしまいます。

最初にすべきは、社内の業務を「誰が担当しているか」で見渡し、次の条件に当てはまる業務を一つ選ぶことです。

  1. 担当者が実質1人しかいない
  2. その業務が止まると、影響が大きい
  3. 手順が頭の中にしかなく、書き残されていない

この一つの業務について、手順を書き出し、他の人が同じ手順で対応できるかを試してみます。

一気にマニュアル化しなくてもいい

書き出した手順は、細かすぎる必要はありません。

まずは、判断に迷う分岐点や、担当者だけが知っているコツを中心に残せば十分です。

一つの業務で「引き継げる状態」を作れたら、同じ進め方でリスクの高い業務から順に広げていきます。

まとめ

属人化は、誰かの怠慢ではなく、日々の工夫の積み重ねの結果として自然に起こります。

放置すると、担当者の不在で業務が止まるだけでなく、改善もしづらい状態が続いてしまいます。

最初の一歩は、全業務の洗い出しではなく、リスクの高い業務を一つ選び、手順を書き残すことです。

Arvixは、属人化しやすい業務の洗い出しから、引き継げる仕組みづくりまでを支援しています。サービス内容もご覧ください。

この記事を書いた人

株式会社Arvix

小規模企業を対象に、仕事の流れ整理、必要な仕組みづくり、ExcelやAIを使った作業の自動化まで一貫して支援しています。

会社概要を見る →
ブログ一覧へ戻る